2018年2月5日月曜日

栄養療法外来について

月火担当の二宮です。

私事ですが、先日、分子栄養学の認定医の試験があり、無事合格しました。

分子栄養学では、医学部の講義では教わらなかった、分子細胞レベルでの栄養素の働きや、遺伝子レベルでの栄養学のことなどを深く学びました。


細胞と臓器と全身を同時に見て、
栄養素と疾患を関連付け、疾患の根本原因を探す。

教わったことを常に念頭に置きながら、
しっかり今後の診療に活かしていきたいと思います。

もっと知識を深めて外来でお役に立てるように、
今後も勉強を続けていきます。


栄養療法は、
予防医学やアンチエイジング、美容にはもちろん、
アトピー性皮膚炎やアレルギー、にきびの治療にも欠かせないものです。

他に基礎疾患がなく、
従来の医学の治療法だけで治らない場合、
栄養素が足りない(もしくは栄養素を阻害する因子がある)可能性があります。


栄養療法の基本の柱となるのは、「食事」です。
わたしたちの身体と心をつくるのは、食べるものです。

この食べるものがおろそかになっていれば、
どんなに高い化粧品をつかっても、サプリメントを飲んでも、その効果は半減です。


とくに、食事と胃腸の状態が乱れていると、
サプリメントの効果を感じられないことは多いです。


サプリメントをとっても効果が出ないときは、
・胃腸で消化できていない
・腸で吸収できていない
・栄養素の働きを邪魔するものがある
・栄養素の消費が亢進する要因がある
・ミトコンドリアの機能が落ちている
・サプリメントの選び方が間違っている(質、量、添加物、必要性など)
などいろいろな要因があります。


せっかくきれいになるためがんばっているのなら、サプリメントは効果的に使いたいですよね。

最近は診察の時に、食事や腸の状態をお聞きするようにしています。
肌に悩みを抱えている方の多くが、
食事、胃腸、ストレスなど何らかの問題をお持ちです。


どんな食事がいいのか、
胃腸を整えるにはどうするのかなど、
具体的な内容をこれからブログでも少しずつお伝えしていこうと思います。

***

当院では、栄養療法外来(自費診療)も行っております。
栄養療法は、胃腸のケアの方法や、食事内容、効果的なサプリメントの選び方など、お一人お一人にしっかりよりそったオーダーメイド治療です。
もちろん、他の疾患が疑われる場合には、その精査もしていただきます。

美しさは、健康なからだづくりから。


栄養療法のカウンセリングのご予約はこちらへ
075-744-0738
(電話受付 平日9時~11時00分、13時~16時00分 水日祝休診)

おのまりこ皮膚科クリニック

0 件のコメント:

コメントを投稿